(社)東京都トラック協会青年部ネットワーク
 


2005年(平成17年)10月25日
秋号 No.37
(社)東京都トラック協会青年部発行
編集者  五嶋 宏行

信頼される業界となり得る為に

               本部長 松原 伸行

皆さんこんにちは、中部セントレア空港と愛・地球博を周る愛知の研修見学会、横浜で行われた関ト協青年部会の研修見学会等も終わり、また4回シリーズの青年部研修会も、無事に遂行することができております。皆さんのご協力によるものと感謝しております。
よくCSRということを見聞きされると思います。企業の社会的責任(Corporate Social Responsibility)ということなのだそうですが、皆さんの企業活動の中で社会に対する責任ということをどの様に捉えていらっしゃるでしょうか。
環境に対する負荷を軽減し、限られた資源を大切に使う。交通事故、貨物事故を起こさない。貨物、商品を安全で安心できる品質を維持して輸送する。働く人たちの健全な生活を維持する。その他様々な責任を社会に対して果たしていらっしゃるでしょう。
それらは、過労運転の防止など法令の遵守であり、納期や納品方法など各社と顧客との契約であります。また、モーダルシフトの推進や社会貢献など社会に対する責務であり、マナーのような道徳的良心によるものもありましょう。
いくつかの大企業が法令違反の発覚により解散や存亡の危機に見舞われたことからも、法令の遵守は企業の長期存続の絶対条件であると言えましょうし、顧客との契約も言うまでもありません。
我々の各社、そして業界が社会から信頼され、社会と共に発展できる持続可能な業界となり得るためには法律や契約ではない部分の社会的責任をどのように果たしていくべきなのか、その責任とは何なのか、真摯にぜひ皆さんと共に考え、そして果たしていきたいと思います。 

◇組織委員会

組織委員会では、本部青年部ホームページの運用について現在模索中です。青年部員の皆様に有効活用していただき、青年部員同士の情報交換、情報共有を目指しています。将来的には、『きらめき』メール配信も行いたいと思っております。現在、その準備段階として、各支部青年部長に青年部員のPCアドレスの取りまとめを依頼しています。各部員の方々もご協力をお願いいたします。
それとあわせて、本部青年部ホームページの運用について広く青年部員の方々からもご意見、ご希望をお聞きしたいと思います。何かありましたら教育研修部まで、FAX、E−MAIL、TELでご連絡いただければ幸いです。

なお、11月12日(土)開催のチャリティボウリング大会につきましても、10月21日に申し込みが終了していますが、まだ若干の余裕がありますので、お申込ください。                             
                                              組織委員長 鈴木 伸一


◇品川支部

1.品川支部では、10月8日(土)に「トラックの日」のPR活動を実施しました。
約10台の広告幕を取付けした車両等で品川区内をパレードし、品川の大井町阪急前にシートベルトコンビンサー(教習所等にある危険予知装置)を地元の大井警察のご協力により配置し、広く一般都民の皆様に体験していただきました。また、小野学園吹奏楽部の演奏もご協力により行われ、駅前広場等でノベルティグッズも配布し大盛況な一日となりました。

2.8月6日(土)に毎年恒例となっております、壮年部との合同納涼会を開催しました。屋形船ということもあり多くの参加をいただき、当日は、天候にも恵まれ19時に北品川の船宿を出発し約2時間の東京湾クルージングを満喫しました。
いつもとは違うシチュエーションで盛り上がりも最高潮に達しました。屋形船ならではの夜景がなにより素晴らしかったですね。

3.MARUSA株式会社
URL:http://www.marusa-unyu.jp/
ぜひ、一度ホームページにアクセスしてみてください!

                                    情報通信員 池尻 峰尚 (有)池尻運輸

◇杉並支部

私たち杉並支部青年部では、毎年秋に献血運動の参加・協力しております。今年は、10月22日(土)10:00から15:30まで、JR阿佐ヶ谷駅南口にて実施いたしました。
献血で集まる血液は、7割以上が55歳以上の方々に使われ、献血者の8割以上が50歳未満だそうです。しかし、少子高齢化の昨今では、血液が不足しております。献血する世代の人々は、年々減少し、献血を必要とする世代の人々がますます増加しているからです。
私たちは、地域の人々に向けて献血運動を活発に行うことで、その血液不足の解消に少しでも寄与できればと考えております。トラック業界の皆様も、お近くにお寄りの際は、ぜひご協力くださいますようお願い申し上げます。
これからも杉並支部青年部では、こうしたボランティア活動を通じて、地域社会に少しでも貢献していければと思っております。
                                     情報通信員 臼田 和浩 臼田運輸(有)

◇豊島支部

豊島支部青年部では、第5・6ブロック合同で8月28日(日)に池袋パルコ前広場にて“命を救う愛の献血”と銘打った献血活動を行いました。幸い天候にも恵まれ、朝9時の開会宣言と同時に青年部員が率先して献血車に入ると、それに続けとばかりに多数のご協力を得ることが出来ました。
そして、今年は一昨年の厚生労働大臣表彰に続き、日本赤十字血液センターより東京都支部長推薦による“感謝状”をいただきましたこともここにご報告いたします。

                                情報通信員 玉井 貴之 (株)豊島タマヰ運輸

◇練馬支部

練馬支部青年部では、10月26日に石神井区民センターにて研修会を開催します。社会保険労務士を講師に招き、労務関係全般について勉強します。
さらに、11月27日〜28日におきまして宿泊研修会を伊香保温泉にて行う予定です。この研修会は忘年会も兼ねているため大変盛り上がると思います。詳細は次号にて!

                                 情報通信員 木原 昇治 (株)相互梱包運送

◇葛飾支部

トラックの日のキャンペーンは、10月2日(日)に毎年恒例の柴又帝釈天の参道で交通安全の下敷きや花のタネなどを配り、当日の天気にも恵まれてたくさんの方々に接することができました。
10月14日には、青年部主催で壮年部、女性部と三組織で(有)コンサルタント朋友の奥長弘三氏を講師にお招きし、お隣の足立支部と合同で「経営理念」等非常に興味深いお話を聞くことができました。懇親会では、足立支部の方々とも交流を深めとても有意義な研修会となりました。  
       
                                     情報通信員 石井 伸征 (有)三興運輸

◇足立支部

*足立区民まつり「A−Festa2005」に参加して
去る10月8日、9日の両日に足立区を流れる荒川河川敷「虹の広場」にて足立まつり「A−Festa2005」が開催されました。
足立支部青年部は例年通り8日には「第4回トラックタイヤ引きレース」を主催し、両日をとおして「メインステージ」の運営及び、「トラックの日」のPRブースを出展いたしました。
二日間とも時折小雨がぱらつくあいにくの天候でしたが、「トラックタイヤ引きレース」は未就学のお子さんから一般男女の方まで延べ130名に参加いただき、雨を吹き飛ばす盛り上がりで区民の皆様に喜んでいただきました。
参加費無料で一般の部はなんと1万円の商品券ということで特に「奥様」方の本気度は凄いものがありました。賞にもれた方にも抽選で当たる「特別賞」の自転車の行方に最後まで盛り上がりました!
PR展のブースでは「もう限界!」ポスターをトラックに貼り付け、横のテントでジュースやコーヒー、フランクフルトを販売しながらお客さんや通行人の方にキャンペーングッズを配布し、「交通安全」と「業界の現状」を訴えました。
9日には星野会長代行にお越しいただき、支部役員や青年部、女性部のスタッフとの青空座談会?を行いました。雨の中お越しいただき青年部員にも優しくお声掛けいただいた星野会長代行のお人柄にスタッフ全員が触れることができ、大変有意義でした。星野会長代行ありがとうございました!
昨年は台風で中止、今年も両日とも時折強い雨の降る天候の中での開催でしたが、皆さんお疲れさまでした。来年は10月14日15日に開催することが決定してます。ぜひとも快晴の中で開催したいものです。来年もよろしくお願いします!

                                     情報通信員 都築 宏樹 (株)都築運輸

◆平成17年度青年部研修見学会に参加して◆

9月2日〜3日の2日間をかけて、愛知県へ研修見学会に行ってまいりました。1日目は中部国際空港(セントレア)の貨物地区の中を現地JALカーゴの方に詳しく説明を受けました。
新しい空港なので、成田の様なごみごみした感じがなくて、広々しておりました。トラックからの荷おろし〜上屋〜飛行機への積み込み(逆もしかり)の動線の無駄を極力省いている作りでした。
その後、貨物地区の真ん前の日通航空の方に自社倉庫や梱包等について説明を受けました。説明中ふと見ると、猛暑の中大型トラックへ60インチの大画面薄型テレビを何十台も手積みしているドライバーさんがいて、弊社運転手のわがままさを考えると・・・心の中でエールを送りました。この方のサイズもテレビと同じ60インチくらいだったのは言うまでもありません。
旅客ターミナルは、ショッピングモールと化しており大変にぎやかでした。
また、「セントレア」と迎いう名前にかけているのか不明ですが、施設内に「銭湯」があるとは・・・。
すばらしいですね。
夜は夜で、スーパー講師を3名を向かえ、夜限定特別研修会で盛り上がりました。皆様規定の時間では、物足りず、自らタケノコについて?追試を受けておりました。
2日目は、朝から「愛・地球博」へと参りました。記録を上回る入場者に阻まれ、見たいパビリオンは1つも見ることができませんでしたが、大勢の方と仲良くなれたし、いろいろな意味で深く勉強になった気がします。現地解散後、ひまつぶしにひつまぶしを初体験して帰路につきました。

                                       多摩支部 岩下 徳重 豊栄運送(有)

◆足立・葛飾支部合同研修会を開催して◆

10月14日(金)初めての試みとして、足立支部と葛飾支部で合同の研修会を足立支部会館にて行いました! 講師には本部壮年部さんでも数回にわたり研修会のご講演をされた(有)コンサルタント朋友の奥長弘三先生をお呼びし「今の時代を乗りきる決めて−経営理念、経営方針を考える」をテーマにこれからの会社経営の中でもっとも重要である経営理念、方針、計画(総じて経営指針)について有意義なお話をいただきました。その中でいかに社員との信頼関係を経営者側として築いていくかという、かなり踏み込んだお話をいただき参加者の全ての方々が熱心に聞き入っておりました。
研修会のあとは場所を移しての懇親会を開催し、両支部部員間の名刺交換に始まり、足立・葛飾両支部長にもご参加いただいての素晴らしい情報交換会、コミュニケーションの場になりました。初めての合同研修会でしたので、まだまだ至らぬ点が多々ありましたが、今後継続して開催しよう!と参加者全員が思ったほど本当に有意義な会合でした。
次回の開催には足立・葛飾支部青年部員のみならず近隣の皆さんにもご参加いただき大きな催しにしていきたいと思っております。参加された皆さんお疲れ様でした! 

◆関ト協青年部会研修見学会に参加して◆

10月19日に行われた平成17年度関東トラック協会青年部会研修見学会に参加してきました。
東京からは事務局を含め11名の参加でした。(全体では約100名参加)11時に新山下インターそばのアジアンレストラン「タイクーン」に集合し、まずは崎陽軒のシュウマイ弁当で腹ごしらえ。そこからバス5台に乗り込み、港北区にある「日産スタジアム」へ。
日産スタジアムというと「?」という方も多いかと思いますが、今年の3月に「横浜国際総合競技場」から改称した皆さんご存知のアジア初の2002年FIFAワールドカップの決勝会場になった競技場です。(総工費600億、最大収容人員72,327人、ワールドカップ決勝には69,092人の入場者)日産自動車が命名権を5年契約で年間4億4千万円で取得し改称されたようです。
この競技場は横浜市が運営しているのですが、年間の維持費が8億円らしく、今までは競技場貸し出し等による収入が4億円で赤字部分は横浜市が捻出していたようです。命名権による収入で採算がとれるようになったとボランティアの方がおっしゃってました。8億の維持費の大部分が芝生の養生?(温水利用のパイプヒーティング等)に掛けているらしく、そのかいあって自慢の設備及び芝生だそうです。
「ワールドカップスタジアムツアー」では前出の裏話を含め、事細かにご説明いただき、個人的には決勝当日のブラジル代表のロッカーを再現した「ブラジルロッカールーム」に飾られているブラジル代表各選手のユニフォームやサイン、優勝を予言する数字が書かれたホワイトボードに興奮しました!(究極の偶然?3964!)ピッチに出るときにはテレビでおなじみ?の行進曲を流してくれるという粋な演出があり、気分だけは「代表選手」を味わえました・・・。
ピッチと同じ芝生の種をお土産にスタジアムをあとにし、生麦のキリンビール横浜ビアビレッジへ。予想外の進行具合で約1時間の時間的余裕ができてしまい、見学ツアーの前に美味しい麦汁を飲みすぎるはめに・・・・・ほとんどの人が試飲の前にでき上がってしまっておりました。。。。脚元のおぼつかないなか(私だけ?)「ブルワリーツアー」でビールの歴史からビールの誕生までを見学し、気持ちよく?キリンビールをあとにしました!
生麦から懇親会会場の「タイクーン」までの道中は開通したベイブリッジの下?の一般道視察をしたようです・・・・(実は熟睡していて憶えていませんが。。。)懇親会は雰囲気の良いお店と美味しい料理やお酒も手伝って本当に素晴らしい会合になりました。各県の現状報告もあり、さらに青年部会の絆が深まったと思っております。
今回の見学会では神奈川県さんの皆さんの企画力、実行力、団結力が際立っておりました。
東京も負けずに頑張りましょう!参加された皆さんお疲れさまでした。
                          
                                       足立支部 藤倉 泰徳 (株)藤倉運輸 

秋号特集 〜軽油について〜

皆様がお使いになっている軽油には様々なコストがかかっていて今日の価格になっているのはご存知だとは思いますが、今回はこの軽油について特集をしてみようと思います。

まず、軽油やガソリンは原油を精製して製造していますが、原油は産油国から日本に輸入した段階で、原油関税(170円/KL)と石油税(2,040円/KL)の税金がかかります。さらに精製(図1参照)して製品になってからは、ガソリンにはガソリン税(揮発油税・48,600円/KLと地方道路税・5,200円/KLの合計53,800円/KL)、軽油には軽油引取税(32,100円/KLこのうち暫定税率7,800円/KLが含まれます)、ジェット燃料には航空機燃料税(26,000円/KL)、LPガスには石油ガス税(自動車用9,800円/KL)と5種類の個別間接税と、石油諸税を含めた販売価格全体に対して消費税がかかります。(軽油引取税と航空機燃料税は消費税対象外)上記の石油諸税の年間税収額は、2004年度予算で約4兆8,641億円です。地方税である軽油引取税を除いた税収合計は、国税収入の約12%を占め、所得税・法人税・消費税に次ぐ第4位の税収規模になっています。

 図1                               図2

 常圧蒸留装置のしくみ

また、図2はガソリン・軽油1リットルにかかる石油諸税の金額です。ガソリンには、製品価格・ガソリン税・石油税・原油関税に消費税がかかっており、TAX on TAXの状態になっています。
いままで見ていただいて分かるように、私たちが使用しているガソリン・軽油等には様々な税金がかかっていることが分かりました。

ここでちょっと豆知識・・・軽油を使用する動力源を持つもので、道路を使用しないものについては、船舶と同様に税金の徴収を受けない。(地方税法第700条の5、6)と、言う法律があるそうです。具体的なものは、

  • 船舶の使用者が当該船舶の動力源に供する軽油の取引
  • 鉄道事業
  • 農業または林業
  • 木材加工業
  • 電力供給業    等々

ただし、免税を受ける為には申請をするのですが、大変手間がかかると資料には書いてありました。私たち運送業者には関係ない話ですがちょっとした豆知識です。(^o^)

次に軽油の元である原油について調べてみようと思います。

原油価格の決定要因は、原油を産油国から購入するのに、長期契約とスポット契約があります。長期契約による価格はドバイ原油とオーマン原油のスポット価格を基準にした算式を用います。スポット価格は、ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)、ロンドン国際石油取引所における原油先物価格の動向が強く反映されます。このため、原油価格は需給関係のほか、国際的な思惑、金融投機的な動きによっても価格変動が増幅されることがあります。

ここでちょっと豆知識・・・ドバイ原油とは中東産原油の指標として80年代中頃からアラビアンライトに代わって使われるようになりました。生産量は大きくないがほぼ全量がスポット販売であり、日本など東南アジア向けの指標とされています。(値動きを計る物差しとして使われるのが指標原油)

仕切り価格とは、石油元売会社から特約店への『卸売価格』を仕切価格といいます。通常、原油調達コスト、精製費、輸送費、販売管理費など元売のコストを基に決まります。仕切価格には、こうしたコストの変動幅を毎月反映させる『コスト連動型』と、販売地域ごとの小売市況を勘案した『市況連動型』があります。

図3は石油製品の代表的な流通経路とコスト構成です。

図3
小売価格にはさまざまなコスト

このような様々な税金やコストから私たちが使用している軽油の価格が決定されているのです。

ここで石油精製について少し触れておきましょう。(図1参照)

原油は、加熱炉で約350℃に加熱され、石油蒸気の形で蒸留塔に送られます。蒸留塔では塔頂ほど温度が低くなるように制御されていて、吹き込まれた石油蒸気は沸点の低い留分から高い留分へと順に分けられていきます。沸点35〜180℃でガソリン・ナフサ留分、170〜250℃で灯油留分、240〜350℃で軽油留分が抽出され、蒸留塔のそこに残こされた残油が、重油やアスファルトになります。塔頂からはプロパンガスになるガス留分を取り出します。この各蒸留分は、水素化精製装置、熱や触媒などによる分解装置、改質装置など様々な二次装置によって脱硫、分解が繰り返されます。二次装置により需要の少ない重質油から、軽質油や中間留分を製造したり、硫黄分などの不純物を取り除きます。
石油製品は生産のプロセスから『連産品』と言われます。特定の原油から精製される過程で得られる製品の得率(生産割合)はほぼ一定です。このため、ガソリンや灯油を単品で生産したり、特定の製品だけを極端に多く生産したりすることは困難です。

最後の豆知識・・・石油1バレルは約159リットル、1ガロンは3.8リットルです。